ルビーと言えば赤色が綺麗な宝石ですが、その色はルビーの価値を決定する最も重要な要素になります。
赤色でも少しオレンジがかかっていたり、パープル調や赤色が薄くなりすぎたり、濃くなりすぎたりすると、ルビーのカラーの評価はさがります。
最高品質のルビーは、不純物のない、鮮明で鮮やかな赤になります。
代表的な色はピジョン・ブラッド(鳩の血の色)で、最高級のルビー色です。この色のほとんどがミャンマーで産出され、やや濃い色の赤で内側からの妖輝な光があります。とはいえ、同じ原産地、特定の場所で採掘される石の外観は、時間の経過とともに変化することもありますので、その原産地に関連づけられたルビーの色の品質は必ずしも同じとは限りません。
次に美しいカラーはビーフ・ブラッド(牛の血の色)です。透明度は落ち、やや黒みを帯びた赤色のルビーの色合いです。
ルビーは、サイズが大きくなるほど1カラットあたりの価格が高く値上がります。上質なルビーの産出量は極めて少なく、中古市場での価格も上がる一方で、最高級のルビーは競売で記録を更新することがよくあります。
お持ちのルビーを売却する際は、ぜひその美しさを拝見させてください。